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工法

給排水管の更新工事の流れ:共用部・専有部と居住者への対応

給排水管の更新は、建物の中に張りめぐらされた配管を、居住者が住みながら取り替える工事です。計画から完了までの流れと、居住者への配慮のポイントを知っておくと、準備を進めやすくなります。

工事全体の流れ

  1. 劣化調査:内視鏡調査や抜管調査で、配管の劣化状況を確認します。
  2. 工事範囲と工法の検討:更新か更生か、共用部だけか専有部も含めるかを検討します。
  3. 資金計画・合意形成:修繕積立金との関係を確認し、理事会・総会で検討します。
  4. 居住者説明会:工事の内容、工程、断水の予定、室内工事の有無を説明します。
  5. 住戸ごとの事前確認:室内の配管経路やリフォームの状況を確認します。
  6. 施工:系統ごと・住戸ごとに配管を取り替えます。
  7. 完了検査・引き渡し:通水・漏水の確認を行い、工事記録をお渡しします。

共用部と専有部の考え方

区分主な配管考え方
共用部給水・排水の立て管、共用の横主管、屋外の配管管理組合が計画して工事を行う
専有部各住戸内のメーター以降の給水管、住戸内の排水横引き管原則として区分所有者の管理だが、共用部と一体で工事する例もある

※共用部と専有部の範囲や、専有部の工事費の負担の考え方は、管理規約や総会の決議によって異なります。事前に管理規約をご確認ください。

共用部の立て管だけを更新しても、専有部の配管が古いままだと漏水のリスクが残ることがあります。同じ時期にまとめて工事をすると、室内に入る回数が減り、居住者の負担も小さくなります。

居住者への対応のポイント

  • 断水の予定:断水の日時と時間を、系統ごとに早めにお知らせします。
  • 室内工事の日程調整:在宅が必要な日を、住戸ごとに調整します。
  • 室内の養生と復旧:床や家具を養生し、配管のために開けた壁や床は工事後に復旧します。
  • 騒音・粉じん:配管の切断や壁の開口で音が出る時間帯を案内します。
  • 個別のご相談窓口:高齢の方や在宅勤務の方など、個別の事情に対応できる連絡先を用意します。

リフォーム済み住戸への配慮

専有部をリフォームしている住戸では、配管の経路が図面と異なっていたり、仕上げ材が特注品だったりすることがあります。事前に室内を確認し、開口する位置や復旧の方法を個別に相談することが大切です。

工法の選択肢と工事中の生活

配管の更新には、既存の配管と同じ経路で取り替える方法のほか、共用廊下側やパイプスペースに新しい配管を通し、室内での作業をできるだけ減らす方法もあります。建物の構造や配管の位置によって選べる方法が異なるため、調査の段階で比較しておくとよいでしょう。

  • 断水の時間帯を、朝夕の家事の時間を避けて設定する
  • 工事中も使える仮設の給水やトイレの案内を用意する
  • 排水が使えない時間帯を、住戸ごとに具体的に伝える
  • 工事完了後の通水時に、にごりが出る場合の対処方法を案内する

まとめ

給排水管の更新工事は、調査・合意形成・居住者対応を含めた全体の流れで計画することがポイントです。給排水LaBoでは、配管の調査から、共用部・専有部の工事範囲の整理、説明会資料や工程のご提案まで対応します。

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