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劣化・時期

赤水・水の出が悪い原因:給水管の劣化と対策

朝いちばんに出る水が赤い、蛇口の水の勢いが弱くなった。こうした症状は、給水管の内部の劣化が原因のことがあります。原因の調べ方と、考えられる対策を整理しました。

赤水・水の出が悪くなる仕組み

古い建物で使われてきた亜鉛めっき鋼管などの鉄系の配管は、年数がたつと内部の腐食が進み、さびが発生します。さびが水に溶け出すと赤水やにごりになり、管の内側にさびの塊(さびこぶ)ができると、水の通り道が狭くなって水の出が悪くなります。

症状と考えられる原因

症状考えられる原因
朝いちばんの水が赤い・茶色い夜間に配管内にたまった水に、さびが溶け出している
水の勢いが弱いさびこぶによる管内の閉塞、減圧弁・給水ポンプの不調
白っぽいにごり水に含まれる空気(しばらく置くと透明になる場合)
特定の住戸・系統だけで起きるその系統の配管や、専有部内の配管の劣化
建物全体で起きる共用部の配管、受水槽、給水ポンプなどの設備

※水道局の工事の影響など、建物の外に原因がある場合もあります。にごりや臭いが続く場合は、管理会社や水道事業者にご相談ください。

原因を調べる方法

  1. 症状の聞き取り:どの住戸で、どの時間帯に、どのような症状が出ているかを整理します。
  2. 配管の材質と年数の確認:竣工図や過去の工事記録から、配管の種類と更新の履歴を確認します。
  3. 内視鏡調査:配管の内部をカメラで確認し、さびの状態を見ます。
  4. 抜管調査:配管の一部を取り外して切断し、肉厚の減り方やさびこぶの状態を調べます。
  5. 水質の確認:必要に応じて水質検査を行います。

応急的な対応

朝の赤水は、しばらく水を流してから使うことで改善することがあります。ただし、これは一時的な対応で、配管の劣化そのものが改善するわけではありません。症状が続く・広がる場合は、早めに調査を行いましょう。

管理担当者の立場では、居住者やテナントから相談があった際に、住戸番号・発生した時間帯・症状が出る蛇口(キッチン・浴室など)・お湯か水かを記録しておくと、原因の切り分けに役立ちます。お湯だけで症状が出る場合は、給湯器や給湯管の側に原因がある可能性も考えられます。相談が複数の住戸から寄せられている場合は、同じ系統に集中していないかを図面と照らし合わせて確認しましょう。

根本的な対策

  • 更生工事:既存の配管の内側のさびを落とし、樹脂でライニングして延命します。劣化が中程度の場合に検討されます。
  • 更新工事:耐食性の高い配管に取り替えます。劣化が進んでいる場合や、長く使い続けたい場合に検討されます。
  • 専有部の配管:共用部だけ工事をしても、専有部の配管が古いままだと症状が残ることがあります。範囲の考え方は管理規約とあわせて検討します。

まとめ

赤水や水の出の悪さは、給水管の内部の腐食を知らせるサインであることが多い症状です。給排水LaBoでは、症状の聞き取りと配管の調査を行い、更生・更新などの対策と工程をご提案します。

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